今回はchoker/チョーカーです。
首元の高いに位置につけて、ドレススタイルに良く使用されるんですが、基本的にはペンダントと変わらず使えます。
わかりやすい説明がYAHOO知恵袋にあったので引用します。
ネックレスの中のひとつの種類にチョーカーがある、ということです。チョークは「窒息させる、首を絞める」の意味で、首にぴったりと巻き付けるタイプのものです。革製や布製、宝石をちりばめたものなどがあります。ドッグカラー、ドッグリングと呼ばれる「犬の首輪色」のものもこのひとつです。
ネックレスの定義は首の回りに掛けてつける装飾品の総称です。
その中で、
チョーカー:首にぴったりと沿ったもの
ペンダント:飾り物をぶら下げたもの
ロングネックレス:膝下まであるもの
など、デザインは様々です。素材も金属や貴石などのチェーン、ガラス、プラスチック、革ひもなどいろいろあり、その歴史も古代エジプトの遺跡からビーズ製のネックレスが発掘されているように、装身具をはじめ、地位の象徴、魔よけなどとして使われていたものです。
と言うことで、なかなか男性には馴染みのない名前ですよね。
今回もお客様と相談、要望を踏まえて制作です。
中央にはオイスターシェルをハート型に削ったものを使用します。
オイスターシェルは何?ということで写真を拝借させていただいたのですが写真をクリックしてもらうと引用元のURLに移動します。
オイスターシェルまたはスパイニーオイスターシェルと呼ばれています。
オイスターシェルと名前にある通り「牡蠣」です。しかし、日本で知られている牡蠣とは違い、スパイニーオイスターシェルは食べられない牡蠣で、パープル、オレンジ、レッド等様々な色の種類が見られる牡蠣貝です。
このオイスターシェルなんですが、表面のトゲトゲを取り除いて使用するんですが形状もあり少量しか取れません。
その為、大きなものほど希少価値があります。今回のシェルも以前まとめて仕入れることができたものを使用しました。
天然素材ならでは同じ模様は2つとないところも良いですよね( ´ ▽ ` )ノ
一緒に使用したのは緑のターコイズ。こちらはモハーベターコイズと言って加工品になります。
約600トンの圧力をかけて銅を流し込み、染色と樹脂によってコーティングしたものです。見た目はかなり綺麗ですしファッション性の高い使い方は出来る物だと思います。価格は安価に手に入りますが最近天然ターコイズとして出回っている所もあるようですが、加工品なので理解して購入するようにしてくださいね。
制作はベースを制作し、シェル・ターコイズようにそれぞれ枠を制作し、一つ一つ切り抜いていきます。
ベースは裏から打ち出して高さとフォルムを整えていきます。中央を切り抜いて透かし部分を作ることでアクセントにします。
デザインは中央にボリュームをもたせているのでバランスのために鏡面を増やし、スタンプのみで施します。
ロウ付けと言って、素材と素材を熱で溶かした銀で繋げていきます。その時大切なのは温度です。どちらも同じ温度にして繋げていきます。繋げるパーツが多いほど熱を当てる時間も長く、当て過ぎることで繋げたパーツが取れたり、何度もやり直しをすると熱による劣化でヒビ割れなどの原因にも。とても神経を使う作業です。
全てパーツが仕上がったら燻してスタンプにより施したデザインに黒を入れていきます。
この黒を入れることで鏡面や、他の素材の色がより強調される仕上がりになります。
仕上げは全体の研磨と、細かな部分までなだらかな形状に整え使用していて引っかかりや怪我にならないように確認して完成です。
8/22-8/24は自由が丘の制作スタジオは夏季休暇を頂いてお休みします。
今も頂いているORDERを順番に制作しております。納期にも間に合うように仕上げていきますのでご理解宜しく御願いいたします。
コメントをお書きください