今日はオーダーでお作りしたお客様のフェザー
実際フェザーってどうやって作るのかをちょっとご紹介です😄
板状と棒状の金から始めます。
まずはじめに板の上に線を乗せて、ろう付けします。
同じ温度まで板と棒の温度を上げてから繋げるんですが、勿論質量が違うので熱による温度の上昇には時間差があります。
板から熱して、温度が上がった所で短時間で棒を熱してつなげます。
加熱しすぎると溶けて変形するので要注意です。
ろう付けした後、大まかな形を決めて
糸鋸とで切り抜きます。
中心に来る棒を置いた時点で羽の形はほぼ決まっています。
後は線を軸に羽の形状を決めます。
タガネで羽の線を一つ一つ彫りこんでいきます。
ホリゾンブルーは外側から彫り込んでいきます。
次に中央を彫り込んでいきます。
中央は彫りの向きを変えていきます。
平面的な線だけのフォルムではなく、
立体的な浮き上がりから下に流れるフォルムをイメージしたデザインです。
何言ってるのかわかりませんねw😅
彫りの次は裏から打ち出して立体的なフォルムにしていきます。
この時、下が固いと彫り込んだ羽は潰れてしまうので
気をつけてください。
羽に高さができたことで、彫りの毛並みに下に流れるようなフォルムがつきました。
中心線を丸めて、チェーンを通すカンを作ります。
フェザーには切り込みを入れて、跳ねを作り、羽の立体感、躍動感を表現します。
荒々しさやインパクトのあるフェザーを作る時ほど多くの跳ねを作ります。
跳ねを作った後、そのままにしておくと衣類に引っかかり服をダメにしたり、
引っ掻いて 怪我をする原因になるので、跳ねの先端を全てろう付けします。
この時にカンも一緒にろう付けします。
火を入れる回数は出来るだけ減らして金属が劣化しないようにします。
跳ねの数や、中央からの跳ねのバランスで雰囲気は変わります。
今回のオーダーはペアフェザー。
小さい方が女性用、先端に少し丸みをもたせ柔らかい雰囲気にしています。
仕上げに全体を磨いて完成。
最後は引っかかりがないか触って確認して完成になります。
かっけ〜😆
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